pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

アンファルとノッキン

 昨夜は青崎有吾さん原作の映像作品、先週分をまとめて見ました。

 アンファル。本筋の、モリアーティ教授一党との対立ラウンドに入ってきましたね。原作小説読んでいる時は気づかなかったけれど(節穴)、こんなに登場人物多かったんだ。あとお宝の謂れを聞いて、あ、この世界はファンタジー世界が科学文明を獲得したものだから、ドワーフ人狼の戦争とか、さらっと出てくるんだったわぁ、と思い出す始末。お盆休みに既刊小説を読み直そうかな。

 あと最近のTVアニメって背景がCGなんですね。自分が子供の頃のアニメって作画も背景も同レベルなので、あんまり違和感を感じなかったけれども、ええっと作画というか動画部分が美麗なので背景のレベルが目につきやすいんだなぁ、と、ちょろりと残念な気分。マネージメントな部分が絡んでいるので、何かをとるなら何かを諦めねばならず、まぁ仕方ないと言えば仕方ないか。

 次は実写のノッキン。原作小説と設定が異なる部分に目がいっております。謎解きは忘れているから楽しみ(オイ

 旧友と会うのが原作小説だと古書店だけど、ドラマ版は寄席になっている。寄席の方が演出しやすいからですかね?ノッキンはアンファルと異なって、エピソード的に完結している為、過去の事件の描写を色々とぶっこんで伏線貼りまくっていますが、事あるごとに旧友を「ぶっ殺す」と漏らす穿地が過去で旧友といい感じな間柄である事を示しシーンが入ったりして、痴情も絡んでいそうな事になっていますナ。

 第一回は一時間でしたが二回目以降は三十分番組なので、アンファルと組み合わせると一時間。ちょうどいい感じ。これなら毎週見れる・・・

 あと読み終わったもの。

 

 書影がありませんが、この詩集を図書館で借りました。中学二年の国語の授業で習い、結構気に入った詩があったのですけれども、長い間、それが誰の詩で、題名も何だったのかも忘れていました。これが国語教科書シェア六割という出版社さんが過去の教科書を年代別にアーカイブを公開していて、何年の教科書にはどんな作品が掲載されていたのか、というのが解り、それを調べたらようやく長年の疑問が解けました。

 馬のたてがみが濡れそぼっている。そんな描写だけを頼りに探したら解りました。三好達治の『大阿蘇』。そしてどうして今まで見つけられなかったのかも解りました。この作品を収録している三好達治詩集が出版社が出している文庫版の作品集にはないのです。もともと『霾(ばい)』という詩集に収録されていたそうなのですが、これは絶版になっています。だから一般の手段で入手する難易度が高い、と。

 この詩に描かれている情景も少なのですが、何故覚えているのかというと、中学二年生にとっては情報量が多い国語の授業だったからかな?正規の国語担任の先生が産休でお休みになり、代わりに入った先生が退職された老婦人で、どうも自分の叔母も授業を受けた方。そこから話が叔母の中学時代に飛んで、SF作家であり「スタジオぬえ」のメンバーでもある(だよね?)高千穂遥さんが叔母と同級生だったと判明。当時TVアニメで『ダーティ・ペア』とかやったり『クラッシャー・ジョー』がアニメ映画化されたりとしていた時だったので、すげえなぁ、と思った事を覚えています。

 まぁ直接関係ない情報だけど、なんか情報過多だったから印象に残っていたのでしょうね。『大阿蘇』って詩を手元に持っている為には、正攻法ではあかんという事なので、まぁ考えるですよ。国語教科書の出版社さんは他の方の作品と一緒にまとめた本を出しているようですけれども・・・