pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

原作小説読んでる最中

 はい。幼女戦記の原作小説最新刊が出ましたので絶賛読書中です。そろそろ地獄が始まるかなぁ、と二巻ぐらい前から思っていたのですが、そろそろ帝国側の策略の種もなくなり申して、イドリア攻めの物資は東部戦線に回すものを流用した、というのはだよね~と思いましたけれども、今読んでいる十三巻冒頭に連邦の反抗作戦が物量任せに企画され、そしてその不気味な実態が小競り合いの中で徐々に、徐々に表れてくる、と。

 ああ、怖いなぁ。怖いけど読んぢゃうよぉ。そんな感じです。

 それ以外に読み終えたもの、見終えたものはない・・・なぁ。何にもネタがない時ように考えていたものがあった筈だけど、必要になった時に出てこない。まぁこういうものですねぇ。そうだ。こういう時こそ、時事ネタだ!!

 阪神タイガースが十八年ぶりにセリーグ優勝ですってねぇ。翻って地元の中日ドラゴンズ、十年ぐらい低迷していますねぇ。たぶん今年も最下位です。んでシーズン中の様子とか、選手の動きとか見ていると、もはや従来の指導方法論では、このチーム、浮上しないのではないだろうか?と思ったりしたり。思い切った方向転換が必要かも、と考えたのは今年の夏の甲子園慶應義塾が百何年ぶりに優勝した事を知った時です。

 慶應って古い古い私立の学校で、頭が良くて実家が比較的余裕のある家庭の人が通う学校で、そういう人たちって自分が納得しないと指導者の言葉に従わない傾向にあるのではないかと思ったり。んで平成までのスポーツ指導者って体にパターンを覚えさせる事を重視していて、軍隊式に頭ごなしに命令にして押さえつけるようなイメージがあるのですよね(あくまでイメージの問題であり、自分が体育会系が苦手な理由でもある)。

 慶應の監督は大学でスポーツ選手の育成術を学び研究した人で、量より質の練習を求め、過度な練習をさせず自発的に濃密な練習をするよう志向させた人らしいです。この練習が何故必要なのかを納得させているみたい?まぁ『監督』という呼称では呼ばせず、〇〇さんと呼ばせているっていうのは、ご本人の気分の問題だと思うけど、中日で食事制限を全選手一律に監督が課したと聞いた時、あ、これ、頭ごなしに命令する事、される事が体の隅々までいきわたっているんぢゃね?これって、今どきの選手に対してどうなのよ。

 結局のところプロ野球の監督、コーチ陣の任命って人気商売であるところが重視され、かつて活躍した選手が抜擢される傾向にあるけれども、彼らは一般人の中からとびぬけて優秀な選手たちからも頭角を現した、つまり尋常ではない能力、才覚の持ち主であり、彼らは彼らに最適化された練習法で名を成したとも言える訳で、それが他人に通用するのか?いやさ、他人に説明できるだけの能力があるのか?というのは別の問題ではないかと思うのですよ。名選手=名コーチにあらずとは、昔から言われていた事ですけれども、今の中日・・・いや、ここ数年の中日って岡目八目の声もそうだけど、旧来のやり方では、もはや選手をまとめる事ができない状況になっているのではないか?と思ったりするのですよね。

 監督は看板なのでタレント性が高い人の方がいいけれど、実際にコーチを担当する人々は大学や研究機関でスポーツ力学とか工学とかを学んだ人を入れて、説明能力の高い人に任せて、選手自身のモチベーションを維持する方向にしないと、たぶん来年も同じことではないかと思うのですよ。弱いチームらしく、中日って失策が目につくんだよねぇ。それがなくなるだけでも勝率が変わると思うのですがね。

 競争原理も重要だけど、今ある戦力で勝つ方法も考えないと選手の自信にもつながらないし、自信や自覚を持った選手を、説得力を持ってやる方向にしないと・・・って一般教養しかない自分がそう思うぐらいだから、詳しい人たちは皆そう感じているよね。