pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

どうしようか

 長らく追っかけていた作品が終了しました。

 

 最終巻でタイトル回収されました。まぁ解っていた事ですが。タイミング的に『逆襲のシャア』の前の時間軸なんですが、シャアがそんなに好きではない人なので、ファンサービスなんでしょうがシャアのネオ・ジオンが出てきたところで、うーむ・・・どーしよ、という気持ちが。

 著者の方々の前作『ギレン暗殺計画』が好きだったので、その流れで購入していたのですが、作品軸が進むにつれてファンサービスが多くなってきまして、そこにもにょってくるという困った展開。ゴップとか、ヤ・・・いやいや、ヴァースキが出てきた時は、ニヤっとしましたけれども、『ギレン暗殺計画』に登場した少年兵が成長した姿で登場した時は、これに何の意味が?と勘ぐってしまいました。特に意味はなかった。単なるファンサービスだた・・・

 でもゴップは良かったですね。ゲーム『ギレンの野望』から無能な連邦の高官の代表みたいな感じでしたけど安彦さんのORIGINもそうですが、軍政家、つまり政治家としては敏腕、辣腕であるという描写があって、評価が上向きになったというのは自分としては良かったです。映画のジャブロー攻防戦あたりの発言からも、前線指揮官ではなく軍高官としての発言だけど、凄く冷静でジオン軍の狙いどころを正確に理解していますし、だぶんゴップ=無能演出の起源ってホワイトベース隊に対する「永遠に厄介者かな、あのホワイトベースは」って発言から来ているのでしょうけれども、あれも軍高官としては当たり前は感想でしょうね。正規の訓練を経ずに、民間人、それも少年兵中心に出来上がった部隊を支援し、運営する事の忸怩、他とのバランス、軋轢を考えると頭が痛い存在でしょう。どっかで全滅してくれねぇかなってのが偽らざる本音かも。

 現場からすれば、活躍して戦果もあげているんだから、認めてあげてよ、と思うけれども、組織からするとそうも行かない。レビルは現場の実績が全てって思っているから思い切った支援をするのでしょうけれども、外野や他の部隊とも相手にしなければならないゴップあたりは、そんな割り切りができない。そんな視点もだんだんできるようになったってとこですかね。

 そういう意味では楽しい漫画でしたけど・・・うーむ・・・どうしよ・・・

 って迷っているうちに千文字こえた。もう一つの作品は明日に回します。