pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

映像が綺麗

 オリジナルアニメ作品と聞くと、原作付き映像作品よりも見てみようという気持ちの敷居が低いです。なので録画して見てみました。

 

 十五~六歳の少年たちの、夏の冒険譚という事で、『スタンドバイミー』的物語です。それぞれが色々な問題を抱えていて(進路だったりイジメだったり、それよりも重い問題もあったり)、一朝一夕では解決できない、それでも前に進むしかないって感じですが、オチというかそんなあたりがファンタジックな話でしたね。

 まぁそれよりも何よりも、映像が美しくって美しくって、特にドローンが上空から見下ろしたり、その最中を飛びながら撮影したという設定の花火のシーンなんか、現実の花火大会なんて、もう何年も行っていないけれど(人込みが好きぢゃないから。数十年前には家のベランダたら矢田川の花火大会見えたし。あ、その大会はなくなりましたが)、今年の夏の花火はこれで十分だわ、と思えるぐらい素晴らしい美しくてファンタジックな花火シーンでしたね。

 夏山に迷い込んでしまい一夜を明かすシーンもいいけれど、物語終盤のアイスランドの景色も美しかったですが、ええっとアイスランドが舞台の漫画『北北西に雲と往け』を思い出して、あの漫画に色がついたらこんな感じなのかな、とか思ったりしました。

 物語の本筋とかは、まぁこんな感じだよね。安心安全って。そんなきわっきわな内容を映画でやる筈もないしね。

 心がほっこりする映画でした。

 

 千字に足らなかったから、先日読み終えたもの。言わないと判らない、言わずと知れた信長の息子です。一番出来がいいし織田政権二代目として本能寺の変で亡くならなければ羽柴秀吉の出番はなかったであろうと言われる人ですが、事績がどうしても親父に食われてしまうきらいが。亡くなった時、二十六歳だしね。

 良く比較される松平信康(彼の生前は徳川姓は家康本人だけの名乗りで、彼も家康の跡を継いでいたら徳川姓になったと思われるけれども、その前に亡くなってしまたし)とは、まぁ真逆ですね。こっちの方が出来がいい。信康の出来を心配して信長が殺させたというのは、後世の荒唐無稽な話ですし(大久保忠教が愚痴交じりに書き残した話)、そもそも部隊長ぐらいの経験しかできなかった信康と、数万の統帥として合戦を指揮した彼とでは比較するまでもないです。あとこの本で知りましたが疋田新陰流の免許皆伝だそうです。永禄の政変のマッチョ義輝以上の奮戦を、本能寺の変、二条城の戦いで披露したかも知れません。

 まぁつまり、のぶやぼの評価を上げろよ、と(オイ

 この本では信長親族の事も書いてありますが、いや、信長の一族って長島一向一揆との戦いでやたら死んでいるんですな。長島一向一揆って色んな面で尾張織田家の宿敵なんだよなぁ・・・