pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

二週目もまだ

 『水曜どうでしょう』最新作の二週目を見ました。まだ羽田から出ていない・・・台風も速度が遅くて石垣島付近にいるらしく、どうも四日目に移動。その日のうちに西表島に日帰りで向かい、15日始発の飛行機で東京帰還というスケジュールが決定。だったかな。相変わらずのテンションとぼやきで、絵面はまったく変化せず、どうでしょう以外の出演者の予定が暴露されたぐらい。凄すぎる。これで二週目なのか。

 来週、羽田から脱出できるのですかね?出演者は帰宅とかしているから、首脳陣というスタッフの事ですけれども。

 んで読み終えたもの。

 

 結婚しました~新九郎が。ゆうきまさみさんの描くヒロインとしては、もっともふくよかな人ではないでしょうかね。新九郎とは真逆の性格の人ですが、家族、家来受けが良いのが決め手になったようです。この性格、隔世遺伝で北条氏康に受け継がれているかも知れない・・・んで氏政は新九郎の方・・・

 世情は義尚の方に実権が動きつつあり、また京周辺の両畠山氏の戦乱でなけなしの新九郎の領地も横領される始末。姉の北川殿の駿河の領地の代官になったので固定給がなくなった訳ではないけれども、申次の手数料みたいな付け届けはそんなに多くない。原因はこの時、上位権力者が将軍義尚だけでなく大御所義政、大御台所の日野富子と三つあるので、それだけ分散されているから。結婚しても収支が良くなるわけでなく、さあてどうなるのかーって頃。関東で衝撃の事件。はい。太田道灌が扇谷上杉定正に上意討ちされ「当方滅亡!!」叫ぶという有名なエピソード。

 この作品の道灌ってポアロをモデルにしていて、できるけど鼻持ちならず、独断専行が過ぎて周囲と軋轢を起こし勝ち。でも定正が当主になる前から親しい間柄で、どうするのかと思ったら、なるほどそうきたか。いや定正、苦しいよね。泣けるよね。

 こうなると次巻あたりから新九郎が駿河へ向かう事に。いよいよ幕府官僚の立場から離れる方向に進む・・・のか?自己主張し始めた龍王、なんかいう事がアレですよ?

 

 宮澤さんの作品が好きなので購入しました。再版してくれて感謝、というか、これ売れなかったの?物凄く楽しかったけれども。まぁぶっ飛んでいるし、振り返ってみれば『エリアル』的かも知れないなぁ、地球に列強種族のうちゅうじん艦隊が殺到するなんての。とか、いい加減に今思いついた。

 色々振り切っていて楽しいので読みなされ、はい。