pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

老け顔メイク

 いや、今週の『ど家』見てて気づいたのが、松潤さんの顔に老け顔メイクが施されていて、それがうまい具合の肌荒れを表現しているんですよねぇ・・・でも若い頃、つやつやなのに今週からあばたみたいな肌感って・・・え?

 あと石田三成の空気読めない、「私は正しい事をしている」、杓子定規な考え方で、あっという間にドツボにはまっていく感じが凄いですね。あんなに仲が良かったが故に、石田三成にとって家康が許せなくなってしまったと。来週と再来週で関ヶ原ですかねぇ。

 フリーレン。こんなに早く諏訪部さんがゲスト出演するとは思わなかった。そして人類とまるで価値観の異なる『人食い猛獣』である魔族が本格的に登場。原作漫画でこのエピソード読んだ時、こうでなくっちゃ!!とか思ったなぁ。久しくまるで価値観が異なる存在としての魔族って、あんまり見なかったから。

 そしてフリーレンの本当の『強さ』が発揮されるエピソードでもある。こういう感じが好きだから読み続けているんですよねぇ。魔族を倒す為なら手段を択ばないフリーレンの感じが好き。来週も楽しみです。

 んで読み終わったもの。

 

 『伝統的な』というものって大概江戸時代から近代にかけて成立したもので、それ以前はまるで違う慣習というのもよくある話で、家族に関してもそうなんだーっという話。乳幼児の死亡率が現代とは比較にならないほど高く、農業生産性があがっても人口増加に直結するとは限らなかった頃、庶民において成人した兄弟姉妹というのは平均二人。そうなると均等相続しても問題ない、というか、本人よりも子孫が早死にして直系尊属が死に絶えるなんて事もザラな頃は、早婚への圧力が強く結婚して一人前となり、技術的な問題で土間掘っ建て柱の早期に朽ちてしまう家を建て独立しますが、農業は集約的に行わなければならず、親子世帯は集まって小さい家屋を建てる感じに。

 しかしこれが生存率が高くなり生き残る兄弟姉妹が多くなると、開発も飽和状態になった中世末期。分け与える田畑も限られてくるし生き残る為に惣領男子に厚く残すようになると。

 あと米以外の穀物は百姓(庶民)の食べ物で非課税という常識。米は価格の高い商品作物だから特別な日にしか使用しない。室町後期から豪農の武士被官化が進行し、戦国期になると次男三男が人夫とか足軽(傭兵)とかに出稼ぎに出、立身出世を夢見るなんて事も。家屋が恒久的な建造物になるのって室町後期からなんですねー。そこから何世代もの直系家族が一つの家屋敷に住まうようになる、と。

 農作業は力仕事でもあるから男の仕事とされ、布の商品流通が盛んになる前は家庭の衣服は女性が機織りしてつくっており、そういう両性の分業があるから夫婦で一ユニット、つまり核家族として成立すると。現代は核家族すら解体していく過程にあるけれども、両性が結婚する経済的な理由が現代では中世に比べると弱いから人口減少に歯止めがかからないのかもなーっと未婚のおっさんが考えたりしたり。

 そんな感じでした。