pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

阪神、おめでとうございます

 何十年ぶりの日本一ですね・・・道頓堀はどーなったんだろ・・・

 しかしその情報は結構後になって知ったので、昨夜翌日が月曜日の営業日あるにも関わらず、飲みすぎ食べ過ぎたのは、単なるノリのせいです(オイ

 この三連休は前半二日は引きこもって艦これの秋刀魚イベントを完了させました。現実の秋刀魚は高級魚になっちまいましたからね。まぁ美味しいけれども目の色変えて食べたがるほど好き、という訳でもないので、手の届きにくい食べ物になったのは残念ですが、がっかりというほどでもないです。

 ただここまでガシガシやる予定はなかったのですが、ノリと勢いでやってしまいましたね。おかげで読み物も進みましたし、あ、毎週の奴は後で書きます。

 唯一外出した昨日はマダミス『ゲノムの塔』に参加させていただきました。詳細は書けませんが、単なる犯人当てで終わらず、その後の多数決で人類の未来が決まるっていうものでした。あと色んなところに、あ、これはあのSFっぽいな、って言うのがあって、ちょろりとにやりしていました。それもあったからか、ファミレスでワインボトル一本干してから知人の喫茶店で酒を飲み(おかしい)、つまり自分の許容量以上のアルコールを摂取してしまいました。ノリで。

 アホやねぇ・・・

 んで『フリーレン』戦闘回でした。ほんとに楽しいのは次回かな。にひひ。シュタルクのヘタレっぷりが今回のポイントです(オイ

 『ど家』鳥居元忠グッバイ。過去に比べても濃厚な見せ場になりました。んでもって小早川秀秋の知力90ってペケッター見て「お、そうだな」とか思いました。過去一ごつい山内一豊とかもありましたね。来週関ヶ原ですが、秀忠がどんな理由で叱られるのかが興味深い。今までと同じで遅れた事か、それとも急ぎすぎて隊列バラバラで到着した事か、どっちだろうなぁ。

 んで読んだもの。

 

 塩野七生さん最後の歴史エッセイです。今となっては多少の脚色をともなった作品群であると理解して読んでいますが、学生時代は『史実』みたいな気持ちで読んでいましたねぇ。『海の都の物語』を読まなかったら軍人や政治家以外の歴史に興味が湧かなかったし、『チェーザレ・ボルジアあるいは華麗なる冷酷』を読まなかったらルネサンスにそんなに興味を持たなかったし、『ローマ人の物語』を読まなかったらギボンの『ローマ帝国衰亡史』しか読んでいなかったので、ローマ史の概要が理解できなかったし(ギボンはだんだん気がめいってくるので)、ローマなきあとの地中海とか十字軍とか、『ギリシア人の物語』でも解りにくいペロポネソス戦争の概要を把握できました。

 今回の話もアレキサンドロスとはどういう男、少なくとも塩野さんが考えるアレキサンドロス像を提示してもらった訳で、これから研究書とか研究者の手になる本を読む時、ガイドラインで頭にある状態で理解しやすくなっている・・・筈です。少なくとも「ここ、違う」というところに気づけば比較するのが楽しいかも知れません。

 巻末に塩野さんは読者に謝辞を書いていらっしゃいますが、これがありきたりなものにならず面白いと思うのは「売れないと次を書かせてもらえない。だからここまで書いてこられたのは、買い求めて読んでくれた読者のおかげ」とはっきり書いていらっしゃるから。

 図書館でハードカバー版を読んだ時の感想でも書いたと思いますけれども、もう一度書きます。こちらこそありがとうございました。貴女の物語でヨーロッパの古代から中世の歴史に興味が湧き、今までも、そしてこれからも本を読んでいく事ができます。

 本当にありがとうございました。