自分の理解が追い付かないのか、整理の仕方が悪いのか、良く解らなくなってきました。
まず、敵対勢力がわかんね。この巻ではどうもビスマルクとは戦うみたいなんですけれども、ビスマルクの勢力と協力している人間もいるみたいだし、単純な人間対霧の艦隊って図式では、そもそもなかったみたい。だいたい次巻予告でコンゴウが「そもそも人類と敵対してなどいない」とか言い出して、なにゆーとんの?主人公たちと命を賭けて戦い、相打ちに近い形で終わったのに・・・って、それなら主人公を再生した挙句に、自分たちの因子も含めた主人公の複製体・・・子供こさえたりしないか。
大元の「アドミラルコード」とやらも何を目的にしているのか、さっぱりわかめな状態だし(監視?観察?)、前巻だったか、その前だかムサシに載って指揮していた主人公父親の目的とかも良く解らぬままグッバイしていたし、さっぱりさっぱりです。
どうも美麗なキャラとか迫力の戦闘シーンとかに流されて、物語そのものの把握を怠ってきたツケが回ってきたのかしらん、と思ったりしたり。あるいは思わせぶりなシーンで煙に巻かれてしまってきたのか。
その美麗なキャラたちも、同型艦は姉妹という事で良く似ているし、一艦で二体保持しているものもあるし、もはやキャラの区別が難しくなってきました。
一度一巻から順番に読み返していかないと頭の整理が追い付かないでありますな。何処かで時間を見つけて読み返してみましょう。
あとは・・・読み終わっていませんが就寝前に天皇一人の事績を読んでいる『平安時代の天皇列伝』崇徳天皇まで読み終えました。あとは、近衛、後白河、二条、六条、高倉、安徳の六人・・・あ、一週間かかるな。
先日読んだ白河の事績、昨日ペケッターで回ってきたミツカン創業家の家父長絶対主義が起こしたトラブル・・・というか人を種馬扱いしたので訴訟を起こされたって事なんですが、それを彷彿とさせましたね。まぁミツカン創業家ほど非人間的ではありませんしけど。自らの直系に影響力を保持し続ける為に、嫡孫と養女を婚姻させて、その夫婦の皇子女による皇位継承を目論み、その為に孫である鳥羽が白河の意図と異なる婚姻関係を結ぼうとすると破談させる、とか。まぁ鳥羽と白河養女待賢門院は男女六人の子を成しているので仲が悪い訳ではないのですが、結婚が政治であった当時にあって、恋愛以外の理由が主となる結婚もある訳ですが(というか結婚したあとに恋愛関係になるみたいな夫婦が多いような)、白河さんは自身の政治的影響力を強化する為に孫の意志は制限したってとこが、まぁミツカン創業家が次女に課した境遇と似ているかな、と。ペケッターを読む限り合理的な理由が見当たらないのがミツカン創業家の動機ですが。つまり恣意的。お気持ち。それだけで自家次女と優遇を約束してそれまでの人生を放棄させた元夫の人生を狂わせたって感じ。
でも三世代以上創業家が関わった企業ってこういう問題、起こりがちな気がするな(うちの業界のメーカー企業がいくつか頭に浮かぶ)。周囲への根回しを家族であろうとも十分に行えば(相手に不満が出ないように立ち回れば)、そういう問題は少なくなると思うのですが、恣意的にごり押しすると必ず軋轢が生じ、反発され、トラブルのもとになりますが・・・相手を自分と同レベルの人間とみなさない人がいかに多いかって事ですかね。
なんか変な方向に話が曲がってしまいましたナ。