pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

ブラックラグーンまちゅり

 ここ最近はスピンオフ作品と一緒に単行本が発売される傾向にあるようですね、ブラックラグーン

 

 ミスター張が両手拳銃で表紙を飾っていますが、ミスター張の出番は巻末あたりで鉄火場ではないです。読み始めて前巻の話を思い出すのにちょろりと時間がかかりましたが、まぁ片目ちゃんが生き残って良かったですよ。しかし背中に大変立派なモノを背負っていらっしゃって、匂わせる年齢からすると由緒正しき筋もの出身で、骨の髄からその筋に染まってしまい、おそらく日本編であったような凄惨な抗争の結果、あちらは自害してしまわれたけれども、こちらは海外に生き延びた口なんでしょう。修羅場を潜った経験値はまだ少ないようでレヴィのアドバイスを素直に聞き入れている感じが可愛い。

 ダッチの過去は・・・明かされませんでしたね。まだまだ先ですかな。そしてロックが、やはりロアナプラのフィクサーたらん事を宣言しましたね。少なくとも張さんはそれに協力的になるようですが、果たして彼の運命はどうなるのやら。次巻も楽しみです。

 

 「アバズレシスター」エダのCIA新人時代の話ですが、なんか、この人、好んでトラブルに巻き込まれたがるよな、ほんと。傷心・・・自分が信じ信頼しているアメリカが、実は悲惨な境遇の人々を助ける事ができないって事を思い知らされたの前巻でしたが、そのアメリカの田舎で理不尽な親父と地元組織との抗争に巻き込まれてしまうという・・・面白いけどこの親父、ほんとに理不尽だよな、考え方もタフさ加減も。この考えかた、息子ならともかく娘なら絶対イヤだよな。エダそっくり(ではない)娘が逃げ出すのも無理はない・・・物凄く悪意を感じる逃げ出し方だけど。

 あとは時代を感じさせるロシアのスパイ話・・・次巻に続くので楽しみですね。

 

 こちらはオカルトファンタジーって感じですよね。いつも通り、酷いけれど、どこか、ほっこりさせる物語なところが気に入っています。ま、酷いんですけれども。頭おかしいんですけれども(誉め言葉

 次巻も楽しみです。次巻も三作品揃って出てくれるかな?