pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

2023年おさめ

 この日記は、あたくしが仕事の合間・・・始業前に書いているものでありますので、本日が仕事納めになりますから、日記も書き納めになるのであります。ってだからって、何か違う事を書くって訳でもありませんが(あ

 昨日は驚くほど漫画を購入してしまいましてね、その感想かなぁ。

 

 ラコックが本格的に登場し、TVアニメ版と比べてもパパカシムと繋がりが深く、つまり第四の息子とも言うべき存在。だから父親とは政治信条を違えたクリンは裏切者であり、TV版だと割とドライな関係の筈が、結構情念がらみになってしまいましたね。その方が解りやすいのですかね。

 デイジーは主体的でガンガン働く女性として描かれていて、青年らしい『純真さ』のまま独立戦争に身を投じているクリンを、それでも愛しているって描かれています。そーなんだー。

 あとカルメルって人、随分前にまとめてTVアニメ見た印象だと、いい人で穏健派であるが故に、良心に苦しみながらも過激派を切り捨てるって行為に至った・・・そんなイメージだったのですが、漫画版は明らかにサリバンたちとは異なった路線、異なった行動方針で割り切った心情で行動しているようです。つまりアニメ版よりも冷徹な面がある。

 話の流れからすると次巻あたりでまとめに入りそうなんですよね。来年末になるのかな。楽しみです。

 

 気が付いたら本屋の棚に並んでいたので即買いです。西方最大の軍事力を持っている王国が、蓋を開けたら何とも頼りない有様で、国王は最愛の息子を戦場で亡くしてから心が壊れた状態(ロード・オブ・ザ・リングの執政官を思い出しちゃった)に。大臣たちは利己中な連中ばかり。内務大臣は王妃と乳繰り合って獅子身中の虫になるかも知れない感じ。あと、人々が拝んでいる『神様』、本当に人々の為になんかしてくれるの?もしかして魔族とか魔物とか、そういう連中と大差ないんでない?という疑惑が。

 めっちゃ好みなんですけど!!次巻も楽しみです。

 

 

 こっちもダークファンタジー。ウィザードネタ。そして死んだキャラの財産が半分失われる理由まで書いてある。なんていうかですね、古いTRPGをやっていた頃の冒険者って、この漫画に出てくるみたいに端から見るとゲスい事をやっていたよなー、という思い出がよみがえってきます。そんな事をされた側が集まりながら、ダンジョンへ挑んでいくという。ずいぶん古いご遺体から蘇生してしまった記憶を失った主人公が、記憶を取り戻す為に知り合いの死体を求めてさまよう。ついでに魔物や罠に敗北した冒険者の遺体を回収して、仲間がお金を払って蘇生させるまで教会で保存するとか。

 いやぁ、死に対してドライな人たちだなぁ・・・エルフのシスターからして「蘇生失敗ではありません。良き死を迎えられたから、生を全うしたと神様が判断されたから、この方は昇天されたのです」って目をキラキラさせて断言するんだもの。すげえな!!(誉め言葉

 ゴブスレの作者の方が原作らしいですね。ゴブスレは聞く限りなんか違うな、と思ったので触れずじまいでしたが、この作品は自分好みかな。次巻も楽しみです。

 ね、いつもと変わらないでせう?来年は1/5を予定しております。それではエア読者の皆様、良いお年を~。