pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

寝落ちしてた

 昨夜夕食をとった後、PCで動画再生しながら、それをラヂヲかわりに聞いて読書するつもりだったのに、どうしても眠たくて気が付いたら三十分ぐらい気を失っていたという・・・今日の日記のネタにするつもりだったSF小説は今夜読み切れるかしらん。

 んでネタとしてですが、これをようやく昨日読みました。

 

 原作小説では、なけなしの兵力を救うためにヒイヒイやっている同じ戦場で、漫画の方は対ルーシー戦が始まったばかり。不意打ち大攻勢を受けて戦線は悲鳴をあげたものの、ターニャの『近代戦』発想で要となる敵攻勢に痛撃を与え、戦線を立ち直らせる機会をつくり東部戦線が始まりました。

 結構オリジナル要素も入っているなぁ。伏線入っているみたいな感じで。んでこの漫画著者さん、『水星の魔女』のコミカライズもやっていらっしゃるのですよね・・・すごいマネージメント能力ではない?巻末のスタッフ一覧を見ると、なるほど。このマンパワーがなければ、この密度の作画で、ハイペースの刊行なんてできないよね。つまり、それができる企画力がある訳で、すげえ漫画家さんだな、この人(感心するところがピントずれしている

 マネジメント能力の有無が戦略、作戦、戦術以前に勝敗を分ける事を『幼女戦記』はよく描写している訳ですが、その成果?いや実際の『お仕事』の結実として見たという訳で、こういう発想がブラック企業には必要なのではないかと思ったりしたり・・・いや、実際のお仕事現場の状況は知りませんよ?実はサービス残業でこなしている現場かもしれないし・・・いや、それはないか。固定給では(漫画家さんの)身が持たんから時給計算のスタッフがほとんどだろうし、各巻末のスタッフ覧を精査した訳ではないので、どれぐらいの人が長く続けているのか、どの人が短期なのか解りませんし、そもそも漫画家としてデビューを考えている人なら、長くアシスタントスタッフを続けるという事はプラスなのかマイナスなのか、どうなんでしょうね。人によりますわな。

 自分は漫画を読んでから原作小説にかかった口で、つまり漫画が大変解りやすかったから小説に興味が湧いたという口でして、そういう能力にも秀でた人なんだろうなぁ、と。次巻も楽しみです。

 あ、少し千字に足らなかったナ。就寝前に布団の中が温まるまで読んでいる本が『機動戦士ガンダム』のジオン軍の戦い方を現代の学術成果をもとに解説している本でして、その中でえらくガルマ・ザビが評価されているのですよ。シャアがガルマを謀殺したところからジオン軍の崩壊が始まったとさえ論じているのが面白い。つまり内ゲバをガルマという将帥が結果的に抑え込んでいたという話。彼の欠点は若さ故に焦りであり、本来前線に立たなくてもいいのに、地球市民イセリナとの恋愛を周囲に認めさせる為に解りやすい武勲を求めて戦死したという話が結構説得力があります。

 ガルマは性格がいいし戦略眼もあるので調整型の指導者だと思うのよね。安彦さんの『オリジン』だと、性格の弱いお坊ちゃんが前面に出てしまって不満だったのですが。

 他にも指揮官としてのレビルの能力が低めに見積もっているところもなかなか面白いし、連邦軍が投機的な作戦を繰り返していたというのも新しい視点だなぁ、と。これ以上は読み終えてから書きます。