pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

意外に好みだた

 昨夜は一人宅飲みをしていましたが、ライ麦パン。思い付きで買って食べるとだいたい腹に溜まり過ぎて後悔しまする。んでも、また思いついて買うんだろうなぁ、とか思うです。そのお供で録画しておいたこの映画を、ぼぉっと見ていました。

 

 以前に一作目を見たのですが、その時は半分ぐらい寝落ちしていて、良く覚えていなかったのですよね(オイ

 んで、またWOWOWで放送、それも三部作全てやってくれたので思い付きで録画しました。それを昨晩で全てやっつけたという・・・あ、一作目は日曜日に見ていましたが。

 ジュブナイル小説が原作で、理由も記憶も判らないまま、怪物が徘徊するダンジョンの真ん中にある緑地で生活する少年たち。脱出したいけれども、日々変わる迷路と怪物に翻弄されて命を落とすばかり・・・後から思うとこの設定もアレだよね、と。脱出ゲームかな、と思って見ていると、これは人体実験で、正体不明の致死性のウィルス流行で滅亡に瀕した人類を救うためのプロジェクトだったのだー・・・ダンジョンに閉じ込めて怪物に襲わせる必然性が解らない・・・

 設定はアレですが展開はなかなか塩っ辛く、この手の物語って四、五人のパーティが終盤まで力を合わせて悪戦苦闘して生き延びるパティーンなんですけれど、この話、トラブルに合う度に男気を発揮とて撃退する少年が命を落としていくという、救いのない展開。死亡フラグはへし折られずことごとく成立していきます。主人公とともに生き残れた少年は最終的に二人という・・・あと少年故の『正義感』にかられた行動が傷口を広げていく感じも後味悪くて好き(ヒドイ

 しかも問題解決の正解は既に出ているのに、それを知る人を敵役が抹殺するという・・・求めているものは同じなのになんで?その為に大惨劇が起こるし、何というか最終的に救いの手段を発見したというのに脱力感というか、疲労感というか、徒労感というか・・・すみません、好物です!!(くず人間

 他人様に勧められるか、というと、それは躊躇してしまうし、暇で仕方ないっていう人にしか勧められないけど(何というか、万人向けって感じはないので)、自分的には最終的に、物語的に満足してしまったのでした。