pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

漫画を買いまくった

 新刊含めて六冊も購入してしもうて、昨夜では全部読み切れなかったであります。

 

 新刊として店頭に並んだ時から気になっていたのですが、その時は購入しなかったのですよね。しかしこういう(デジタル原画ではどう言うのか知らないけれど)スクリーントーンをなるべく使わない、黒ベタや線で表現されている退廃的な匂いのする『昭和モダーン』な感じの絵柄は結構好きなのです。んで謎を探るストーリーとなれば好物以外の何物でもない。日常系であるのも最近のツボな訳で。

 このタイミングでも購入して読めてヨカッタですよ。にひひひ。

 

 原作者の日向夏さんは『薬屋のひとりごと』という作品が有名なのですが、自分の小説の『ひとりごと』を読んで合わんな、と思ったのですよ。なんかちょっと色々と自分の感触としてぶれているような、腑に落ちない感じがしたので。んでこの作品はですね、賭博技術を上げまくった見習い聖職者が過去の殺人事件を追っかけるという(自分には)入りやすい設定でして、んで読んでみて分かったけれども雇い主も『成金』聖騎士・・・ただし金の使いどころはちゃんと理解していて上手・・・という配役でして、あ、好みです。自分にとっては日向さんという方の作品、他の方のフィルターを通した方が楽しいかも知れない、とか思ったりして来月の新刊を楽しみにしております。

 

 だんだん分ってきましたが、この作品、脚本は好きだ。しかし・・・うーむ・・・特に冒頭の、敵MSの機動性が装甲を薄くして得られたものと仮定して、榴弾で損害を与えるっていうのは好きです。酷いけど(酷いよな、味方ごと榴弾で撃つなんて)。しかし、すまん。演出がベタ過ぎて、オイラ、あんまり・・・もうちょっと、なんというか、いや、すまんです(なんや、それ

 

 

 出版社が著作者を会社として守らない傾向になる、という事がここ数か月で如実に表れたところでして、90年代にこの方の短編集をジャンプコミックスで購入した時、「新しい才能が出てきたー」って感じていたのですが、その後、まさか三十年近く見ないとは思いませんでした。個人的にジャ〇プって王道売れ線を追いかけて、擦れちまった自分は飽きてしまっているのですが、そっか、集英社は著作者を守る会社なのね・・・そりゃそうか。コンテンツで売り上げこさえているという理解を会社がしているならば、コンテンツの源泉を大事にするよな。そこから、今の出版社で再起された作者さん。編集さんが相性がいい方である事を祈るばかりです。

 んで作品集を読んだ結論。ダメ親としっかり者子供という組み合わせ作品が、この方の本領だと思いました。

 残りは明日。