pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

車の運転席

 そこが一番腰が痛む場所。腰を曲げている状態が伸ばしている状態よりも痛いのですが、何故か中でも車の運転席が一番痛い・・・というか痛さが持続する。持続可能な痛み・・・やめて。まぁ疲労が痛みの原因くさいので、早寝早起きをしていれば、深酒しなければそのうち痛みが軽減するんぢゃないかなぁ、と。

 つまり一生懸命体を動かすな、と(あ

 なので本分としての読書に立ち戻りますね。

 

 んで、フリーレンの新刊なんですけれど。ヒンメル、思っていた以上に完成された戦闘マスゥイーンだったわ。魔法使いが『現実』と認識してしまう『幻影』の中で、違和感、『幻影』と『現実』の音、感触の差を感じ取るとは。そしてこの巻を起点として始まる新しいエピソードが、魔法使いの脆弱さに焦点を当てている感じです。今までのエピソードって魔法を使う者たちのすんごい戦闘とかエピソードとかが多くて、前衛職って時間稼ぎとかそんな働きしかできないのかな、というイメージでしたが、この巻から達人級の武人たちのデタラメ・・・いやいや凄さが出てきます。フリーレンたちが死にかけているんだもんな。

 これが魔族の仕業とかではなく、ゼーリエの協会と双璧をなす魔法文明の担い手、かつての統一帝国の末裔である『帝国』の特殊部隊の暗殺部隊によるというところが、つまり人間の仕業というところに、この漫画の魅力・・・いやいや業の深さを感じたりしますね。三十年前から続く、おそらく魔法文明の最先端は帝国の軍部が握るべきであり、千年以上前から存在する、得体の知れないゼーリエなんて魔法使いの主催する協会なんて、弱体化させるにしくはないって感じなんでしょうね。帝国の魔法文明はゼーリエの弟子であるフランメが基礎を築いたものだから、根っこは同じなんですがね。まぁ千年なんて歳月は、そんなものふっ飛ばしますな。日本と中国の漢字文化を考えれば想像できますからな。意味通じるのもあれば、まるで別物もある。

 何はともあれ、魔法を知り尽くした達人級の武人がゼーリエ暗殺を狙う次巻、楽しみですねぇ。

 

 昨日、ちょろりとぼやいていた本です。昨日書いた展開どおり。ただし天智天皇の時代にやってきていたのは唐人六百人と百済人千四百人で、唐人が戦闘部隊、百済人が烽火の管理人って感じなんですかね。現存していない近江令の作成に、つまり日本の律令国家建設に協力したという説ですが、果たしてどうでしょう。自分の感触だと律令って三国魏の時代に淵源を持つ国民皆兵に近い軍事国家のシステムかな、と。そんなものを羈縻政策対象の外国に施すかな?軍事的に屈服させ、特に唐としては軍事的に強化する必要性がない国家に対してやる必要はないと思いますがね。まぁ敗戦責任者である天智の立場を強化する為とか説明はつきますが、状況証拠と推論の積み重ねなんですよね。物語としては面白いけど、論としてはどうなのよ?

 文献資料の発見は望めない時代ですから、考古学の発見調査がなければ良く解りません。今後の研究に期待ですかねぇ。