pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

ネタ切れの日

 アフリカのクーデター本はもう少しで読み終わる、と思います。映画はね、2017年公開の『エルネスト』という日本映画を(八割がたスペイン語台本ですが)半分流し見しているのですが、流し見程度で感想書いていいのかしら・・・ネタが切れたからいいよね?という感じで(あれ

 

エルネスト (字幕版)

エルネスト (字幕版)

 

  ボリビアの一応成功した部類の日系人家庭に生まれ育ち、医学を学ぶためにキューバ奨学金で留学した青年の短い生涯を描いた作品です。チェ・ゲバラの評伝は読んでいるので、冒頭、ゲバラが日本に交渉に訪れ(これは不調。大臣は十五分しか会ってくれなかった。当時の日本は自国製品を買ってくれる国を官民どちらも探して営業をしており、米国ににらまれている国と砂糖取引する気はなかったみたい)、原爆が落とされた広島へ空き時間を縫ってやってきたシーンがありまして、原爆資料館を見学した時に言うのです。「これだけの事をされて、何故君たちは怒らないんだ?」

 オダギリ・ジョー演じる主人公は物静かな青年ですが、世の中の不公平には怒りを感じ、平等を訴えた社会主義共産主義を信じ、ボリビアで軍政による圧制が引かれたと知るとゲバラの部隊に志願してゲリラに。そしてこのゲリラ戦は失敗に終わり、主人公だけでなくゲバラボリビアで処刑されてしまうという・・・

 自分的には革命が成立して、医療と教育は無料。中南米一の医学水準を持ったキューバの、当時の貧しくとも希望にあふれている時代を映し出しているのが印象的でした。

 キューバにおいて内側からカウンター革命が起こった事は、自分は寡聞にして知りません。つまり自分の認識では革命後に亡命者による転覆工作はともかく、国内の人間が反乱を起していないと思っています。自分が知らないだけかも知れず、秘密警察に知らないうちに消されている活動家、というのが存在するかも知れませんが、とにかく、カストロキューバの指導者たちは、医療と教育がもっとも重要だと認識していた事だけは確実で・・・ええっと、うちの国の政治家はその事をちゃんと理解しているのかな?と思う事が時々あるのでね・・・はい。

 そーんな事をつらつらぼんやり考えつきました。

 明日はネタがあるといいなぁ(あれ?