pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

油・・・油・・・

 昨夜こさえた牛ホルモンのペンネ。予想以上に油の海ができましてね。つくる前にレシピ動画を見忘れたので、これが正しかったのかどうか不明なまま、油にあふれるペンネができてしまいました。

 うふふふ・・・お腹は下り坂ですよ・・・当分ホルモンはいいかな・・・もう少し自分にあった食べ方を見つけないと・・・焼肉でホルモン食べるのは、その意味では正しいですよね。焼いているうちに余分な脂は落ちていくので、比較的脂が少なくなる。鍋にするとすべて回収されるんだわ、具材に。

 映画はですね、なんか見たいと思うものがなかったのでボトムズTVシリーズ版を見ました。クエント編六話。あと六話で全て見る事になりますが、いつになるかな。何気に三時間ほど見る事になるから、時間を確保しないと。

 んでは感想すべきものはないかというと、そうでもないのです。

 

 NHK大河の考証する予定であった時代をまとめておいでです。本人の素行と学究能力は別物・・・とかいう判断は日本ではないので、そういう結果になりましたが、それを補う形の出版で嬉しいですね。再来年の大河の考証が期待していた柴裕之さんが加わっていなかったし、相変わらず信長は魔王演出らしいので、ええっと、個人的には見る期待が減りました。どうでもいいですね、はい。

 鎌倉幕府を始めた源頼朝と、滅亡までの完成形を築いた北条義時、という見方は、ざっくりだけど正しいのかな。二人を比べると頼朝は朝廷に対して唯一の武家の棟梁になった事が特出すべき功績で、つまり今までは朝廷は複数の武家の棟梁たち(清盛の伊勢平氏摂津源氏美濃源氏河内源氏でも頼朝だけでなく新田義重、佐竹秀義、武田、信濃源氏など色々いた)を選び、競わせる立場にあったのですが、内乱の過程でそれらを全て滅ぼす、もしくは屈服させる事で武家の代表者になりました。相対的に武家の立場が強化されたと。

 実朝の段階では忠実な朝廷の配下でしたが、北条義時は恣意的な朝廷の要求に逆らい、承久の乱において、あろうことか朝敵の烙印を押されながら、それをひっくり返して三人の上皇を配流し、自分たちの都合を皇位継承に押し付けるという武家の優位を築いて、この後の武士の時代の先鞭をつける事になります(清盛は政権を握ったけれども、武家が公家に昇進しただけ、とも言え、武家を全て統括する事もなかった)。

 そうなると、この二人がいなければ武士の時代が到来する事もなかった訳で、この本を読めば、その事情が解るという訳です。

 二人を専門に研究している方ではないので、俯瞰してみていらっしゃるから全体像を知るにはいい本ですよ~。