pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

お尻にきよる

 ペヤングのべらぼうに辛いヤキソバを昨夜食べたので、お尻がアレです。もう好奇心で、べらぼうに辛いインスタント麺を買うのはやめよう(でもまたやる。きっとやる。

 その上、KFCの期間限定レモンペッパー味も、無防備に食べたら辛かった・・・おかげでオリジナルチキンの味が・・・味わいが・・・こういう無茶なもので飲むのはやめよう(でもまたやる。きっとやる。

 そんな大変な感じで見終わったのがコレ。

 

 九年前の作品ですね。アフリカのンゴロンゴロやセレンゲッティで野生動物を見るというツアーに参加するという、どうでしょうのD二人は「てきとー」で「いい加減」なロケスケジュールを組む事で定評があるのですが、今回は勝手の判らぬケニアタンザニアなのでベテラン日本人コーディネーターと飲み屋で知り合えた事をいい事に丸投げであります。

 相変わらず何も知らされずに十二日間のスケジュールを切られた大泉さん(売れっ子なので何とか八日間にならないかと事務所は申し入れたらしいが、ダメだったらしい)のみならず、本来は企画側で大泉さんを騙す側のミスターさんも行先しか知らなかったみたい。そして日本にいるスタッフ陣も、どんな予定なのか何も知らないという・・・ひでぇな(誉め言葉

 どうでしょうのいいところは、小綺麗に、格好よく、感動的な作品に仕上げる事を放棄して、参加者の生の声をそのまま放映してしまうこと。ぶつぶつ文句言っていた人が実際に間近で野生動物と接したり目撃したりする事、雄大なアフリカの光景を見る事で素直な感嘆をあげ、三日後には無情にも飽きてしまうという観光客にありがちな状態になり、ガイドさんが必死で盛り上げようとする展開まで克明に記録し放映してしまうところ。

 あとはですね、仕込みでないエピソード。セレンゲッティでの宿が野生動物が間近にやってくるコテージという名のテント群で、ホテルスタッフの宿舎は石壁で囲われているのに、宿泊客のテントは無防備。なので夜行性の野生動物たちがテントのすぐそばで、真夜中に唸り声をあげるという恐怖。事前に宿泊地周辺の草原にはライオンが何十頭といるって言われれば、明らかにライオンの咆哮というものが聞こえてくる。象やバッファローの唸り声とともに。

 一泊目はD陣のテント近辺で動物たちの戯れが起こるも、夜間撮影できる機材を用意しておらず恐怖に震えるばかりで、映してもわずかなライトに浮かび上がる動物の影(のようなもの)ばかり。二泊目はHTBの総力をあげて撮影すると、参加しているHTBスタッフが集結して撮影準備をするもそちらは空振り(というか、爆睡して時々目覚めるみたいなやる気ナッシングに見える体制だた)。代わりにタレント陣のテント付近でライオンの咆哮が!!ビビったタレント陣、音や自分の姿は記録しても網戸の向こう側までカメラを向ける気にはならない・・・んで二泊目も唸り声や咆哮ばかり、と。

 こういう展開でもマイペースだよなぁ、と思うのです。昼間は今まで野生動物を写そうとして空振りばかりだった「どうでしょう」チームの不運を取り返すかのように貴重な映像を記録しているというのに・・・やっぱり「どうでしょう」クオリディですよねー。安心安心。