pomtaの日記

だいたい読書感想か映画感想です。たぶん。

ネタが尽きテーヌ

 読み終わったものは・・・あ、一つありますが、千字超える感想文になりそうもないなぁ・・・そしてタイトル忘れとるしorz

 ええっと、罪悪感が疫病としてあふれてくるらしいですよ。原因不明なので何とも言えないのですが、

 

 って密林を検索したら出てきた。『アリアの治療録』って覚えていたから出てこなかったんだなぁ。『診療録』ですね。正体不明の、つまり治療不可の疫病が突如として発生し人々を死に至らしめる世界でして、治療法を確立しようとするよりも抹殺、封印しようとする団体がいる中で、表紙のくちばしマスクの男は治療法を探しているという話。アリアは疫病の発生源になってしまっている少女です。どうもくちばしマスクの男もかつてはこの疫病の患者だったようですが、自分ではない医者の手により完治したとのこと。ところがその医者は亡くなり、自身も記憶を失っているので治療法が解らない。そして少女は普段は問題ないのですが、内証的になり罪悪感に捕らわれると疫病元を発生させてしまうという・・・

 この漫画もジャケ買いです。ダークファンタジージャケ買い・・・まぁ次巻が楽しみですよ。

 この漫画の存在を思い出す前に書こうとしたのは若狭武田氏の本でして、武田といえば信玄のおかげをもちまして甲斐ってイメージなんですが、室町期の甲斐武田氏は京の幕府と鎌倉公方の間で又裂き状態。両者が対立すると内部分裂するわ、家臣に下剋上されるわ、まぁひどい状態でして、武田氏の本家は安芸、そして将軍足利義教の汚れ仕事をこなして一色義貫を暗殺し、その守護分国若狭を獲得した若狭武田氏の方です。ただし何十年も一色氏が守護支配していた若狭を安定支配するのは容易ではないし、交通の要所(日本海における京の限界口)ではあるものの領域としては三郡しかなく狭い。しかも応仁の乱で一色氏を圧倒するも経済的にはガタガタになってしまい、なおかつ京都の政権には畿内近郊の大名として期待されるも、地力が低いため(動員兵力が二千人程度)そこまでの力にはなれず、というか戦下手だよね、うん。武装は整っているから『精兵』と評価されているのですがねぇ。室町後期の若狭武田氏、出兵しても軍事的敗北が多くて、そして施政的にも失政くさい事が多くて、家臣の反抗にも細川だの三好だの朝倉だの外部勢力の手を借りないと納められない状況に追い込まれて・・・ってとこまで読んだ。

 弱小大名と鼻で笑わず、その状況を知るというのは室町から戦国期の当時の状況を把握する上で重要ですよね。大大名よりも状況が解りやすいかも。